つくばエクスプレス沿線情報誌 [トレイール]

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沿線いまむかし

vol.4

 流山市に古くから伝わり、昭和52年に市の無形民俗文化財に指定された伝統行事「ヂンガラ餅行事」。毎年1月の第2日曜日に「三輪茂侶神社」で行われるこの伝統行事の迫力を間近で見ようと、近年では200人を超える見物客が集まる注目の行事となっています。

江戸時代から続く、豊作を占う農村行事
「ヂンガラ餅行事」

 「ヂンガラ餅行事」が始まったのは、江戸時代のこと。関東地方東部の複数の地に伝わる正月の農村行事で、的を弓矢で射て一年の豊凶を占う「おびしゃ行事」がありますが、「ヂンガラ餅行事」も起源は同じ。江戸時代に始まった、その年の豊凶を占うための農村行事です。

 もともと「ヂンガラ餅行事」は毎年1月8日に行われていました。8日に、8升の酒と、8升の餅米で作った鏡餅、8種類の野菜など、神前に8種類の供え物を用意するという縁起のいい正月行事でした。現在では、第2日曜日に日程は変更されていますが、8づくしの供え物は今でもしっかりと守られています。

 行事は拝殿内での儀式から始まります。神官による祝詞奏上やお祓いの後、氏子らが拝殿内で、翌年の当番への引き継ぎ「トウ渡し」を行います。この間、集まった見物客には甘酒や芋汁が振る舞われ、約1時間の儀式の後、いよいよ「ヂンガラ餅行事」の見せ場「餅取り」が始まります。

 神官が供え餅を投げると、15〜20人ほどの若い氏子らが上半身裸で餅の取り合いを始めます。「ワッショイワッショイ」と掛け声をあげながら、もみ合い、ぶつかり合い、時には拝殿の柱に餅をぶつけたりしながら、餅が割れるまで続けられる「餅取り」。年々見学者が多くなっているため、近年では境内に飛び出して「餅取り」が行われます。餅が二つに割れればその年は豊作になるといわれており、熱く激しい「餅取り」は30分ほど続くことも珍しくありません。無事に餅が割れ行事がすべて終わると、見物客に紅白のお餅を配って、縁起物のお裾分け。2018年の始まりに、江戸時代から続く気迫あふれる伝統行事をぜひ間近で体感してみてください。

流山おおたかの森駅下車三輪茂侶神社「ヂンガラ餅行事」

日時 2018年1月14日(日)13:00〜
住所 千葉県流山市三輪野山5-620
交通 TX「流山おおたかの森駅」から東武バス(南流山駅・クリーンセンター行き)「三輪茂侶神社前」下車
TX「南流山駅」から東武バス(流山おおたかの森駅西口行き)「三輪茂侶神社前」下車